【 北九州市 × 失敗しない不動産売却 成功STEP7 】不動産チラシの考え方②


今回は不動産チラシの配布について考えていきます。

不動産チラシの考え方① を見ていない方は下記リンクよりご一読ください。



まず大前提として、【チラシは作っても配布しないと意味がない!】これだけ聞くと当然のことですよね。しかし、チラシを原本だけ作成して、「見てください!こんなチラシを配ったんです!」と言いながら実際は殆ど配布をしていない不動産会社が存在するという話を残念ながら耳にすることがあります。

そもそも、一言にチラシ配布(ポスティング)といっても、世の中にはチラシ配布を生業としている会社があるくらい奥が深いことで(ただ配るだけならばお金をかけてまで業者に配布を依頼なんてしませんよね・・)チラシはどのように配るかが重要です。
重要な内容とは大きく分けて以下の3点です。

① どこにどれくらい撒くか?



先ず着目すべきはエリアです。

そもそも不動産を購入する人はどうやって住む場所を決めているのでしょうか?

便利な場所?静かなところ?様々な希望があるかと思いますが、その不動産に縁が深いご家族が買う可能性が高い、という傾向があります。

その不動産に縁が深い、とはどういうことか・・・

・実家が売り物件の隣(近隣)である
・実家が売り物件と同じ町内である
・子供の学校区が売り物件と同じ
・今住んでいる場所から近い
・職場が近い

など、現在の生活や生まれ育った環境など縁がより深い方が購入する可能性が高い、ということです。

つまり物件と購入検討者様が現在住んでいる場所の距離が関係する、ということなのですが・・・

チラシはコストが高いので、際限なく広範囲に撒くわけにはいきません。
(チラシコストで不動産会社が潰れてしまいます・・)

では、どのエリアにどれくらいの範囲で配布するべきなのでしょうか?

私の長年の調査と経験から、

エリアは距離、というよりも町で見るべきです。

例えば、当社の事務所が【下城野1丁目】にありますが、【下城野1丁目】の物件チラシがポストに入っていたら、「すぐ近くだな?どこだろう?」と考えてしまいます。それが【八幡西区の不動産】であれば「ちょっと遠いな」と考えて、多少興味が薄くなります。

これが効果が高いエリアに配布出来ていないという事です。

その点を考慮して、当社の配布戦略は基本的に下図のように行っています。


単独チラシは物件を中心に約3000部程度、それ以上の範囲は地域情報誌にてアプローチしていきます。




② チラシの目的





ここが最重要ポイントなのですが、不動産会社が作る物件宣伝チラシは本当にあなたの家を売るためのチラシになっていますか?


不動産会社がチラシを作る目的は以下の2種類があります。


① 売主様の物件を売る為



これは売主様にとって嬉しい販売努力だと思います。


不動産会社はこうあってほしいですね。



② 買う物件は不問!自社から買うお客様を集める為


不動産会社は購入検討者様から問い合わせがあれば、希望エリアに存在するすべての物件を購入検討者様に提案することができます。これは善意、悪意という話ではなく仕組みの話です。

この仕組みを巧みに利用し、あたかも売主様の為にチラシを撒いてますという顔をして実は購入検討者を集めているだけ、というケースがあります。


つまり、あなたの大切な不動産が集客物件に利用されているだけ、ということです。

勿論、他の物件に興味を持って来店し、結果としてあなたの物件を購入するということもありますが、それはただのラッキーパンチであり、プロの仕事ではありません。


簡単な見分け方の例として、下記画像のように単独チラシか物件集合チラシかで判断することが出来ます。


もちろん集客は悪いことではありませんので、そこは勘違いされないようにお願いいたします。

一つ一つの物件に対して真摯に全力に取り組む当社としては、集客目的にだけお金をかけ販売目的には一切お金を掛けない不動産会社はあまりお勧め出来ません
他にも、集客を目的としたチラシや会社PRチラシはキレイなカラーチラシで、販売を目的としたチラシは白黒や2色のみのカラーチラシ(最悪やらない)といった所もあります。

そういった、物件を売る為のチラシ配布を行わない会社では、営業マン同士で、『今回預かった物件は売れなかったけど、集客出来て他の物件が売れたから良かったね!』と売主様にとっては残念な会話が出たりもします。
そもそもの目的が違うから当然ですよね。

③ 配布方法


主な配布方法は大きく分けて、新聞や情報誌に折り込むか1枚1枚手配りするかの2種類があります。

効果という点で見ると、折り込みチラシ簡単且つ大量に配布をすることは出来る反面、見ることなく捨てられてしまう確率が上がります。反対に1枚1枚丁寧に配布する方がコストはかかりますが、購入検討者様にチラシを見てもらえる確率が高くなります。

当社ではコストは倍以上かかりますが、折り込みで6000枚配布するよりも、1枚1枚手配りで3000枚配布する方がより高い効果がある、という結論に至りましたので、主に手配りを採用しています(勿論配布をする業者に関しても、しっかりと選定をして間違いなく配ってくれる業者に依頼をしています)。


まとめ

① どこにどれくらい撒くか?
② チラシの目的
③ 配布方法

一言にチラシ戦略と言っても奥が深いものです。
なので、一つのチラシを作成することに対しても考えに考え、これからも考え続けていかなければなりません。
私たちの仕事は、何よりも売主様と同じゴールを共有することがとても重要な仕事だと考えています。

これから住まいの売却を検討される方、既に売却活動をされている方、
もしご縁があれば私たちにご相談頂ければ幸いです。

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肝付侑記

部署:CS事業部

マイホームご購入においては住宅ローンやライフプランのアドバイスが得意です。不動産のご売却においては効果的な広告制作やマーケティングなど売却戦略の立案が得意です。どちらも必ずお力になれるよう全力で取り組みます!

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