2022-06-14
不動産を売却する際は、しっかりとした対応をしないとトラブルが生じることがあります。
売却時に物件に残された残置物も、トラブルに発展する可能性のある一つです。
残置物を残す場合には、残置物によるトラブルを起こさず、売主・買主が気持ちよく取引できるような注意が必要です。
ここでは、そもそも残置物とはどのようなもので、残置物によって起こりうるトラブルを知り、残置物を残すか処分するか最適な方法を選べるように解説していきます。
北九州市にて不動産売却をご検討中の方はぜひ最後までお読みください。
\お気軽にご相談ください!/
不動産を売却する際に、土地や建物に残置物を残すケースがあります。
そもそも残置物とはどのようなもののことを指すのでしょうか。
残置物とは、売却する不動産に残っている、売主の家財や私物のことを言います。
基本的に残置物は、元所有者である売主が引き渡しの際にすべて撤去することが原則ですが、買主に無断で置いていってしまうケースや、買主の了承のうえで置いていくケースもあります。
よくある残置物として挙げられるのが、エアコンやタンス、食器棚、テレビ、物置などです。
もし、残置物として私物などを置いていく場合には、契約書や設備表などに残置物を残す取り決めや、何を残していくのかなどの詳細を記載して買主に説明する必要があります。
これらの書類に明記しないで残置物として残してしまうとトラブルの原因となりますので、注意してください。
どのようなトラブルが想定されるかは、次の章で解説していきます。
残置物は基本的に売主の責任によって処分しなくてはいけません。
どのような方法で処分することができるのか見ていきます。
自分で処分する方法
自分で分別して処分することで、一番費用をかけずに処分することができます。
また、フリマサイトで売却したりするのも一つの方法です。
しかし、可燃や不燃、粗大など分別をしてそれぞれの処分先に持っていく必要があるため、手間と時間がかかってしまいます。
残置物が多くて処分が大変な場合には、業者に依頼する方法もあります。
個人で処分するには量が多かったり、遠方に不動産があって処分するのも一苦労の場合には、業者にお願いしてしまうほうが良いでしょう。
残置物の量や内容によって処分料金は変わりますが、業者に見積もりを依頼することで業者が残置物を処分してくれます。
自分で処分するのには手間と時間が必要ですが、最低限の分別をしておけばその後の処分は業者にすべて任せることができます。
そのため、処分の費用はかかってはしまいますが、手間や時間をかけずに簡単に処分することができます。
この記事も読まれています|不動産売却の相談窓口はどこ?相続などのケースによって異なる相談先を解説
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却時に残置物を残すことによって、買主とトラブルになる可能性がありますので、注意が必要です。
基本的には、残置物は売主が処分することとなっていますが、事情があり残す場合にはトラブルを想定して対策をしながら売却をしましょう。
残置物として残すことが多い設備の一つがエアコンです。
エアコンのような設備は、寿命のようなものはあるものの、いつ故障するか明確な時期がありません。
そのため、契約の際に必ず使用年数や頻度などの設備の状況を説明し、承諾をもらってから売却するようにしましょう。
エアコンなどの付帯設備は契約不適合責任の対象外ですが、念のため、保証期間を設定したうえで引き渡すのが得策です。
ここを曖昧にしてしまうと責任問題や不良品を置いていったなどとトラブルに発展する可能性が高くなってしまいます。
設備を置いていく場合には必ず一つ一つ稼働するかどうかや問題がないかを確認して、付帯設備表に忘れずに記載するようにしましょう。
そして残置物として置いていくことが決まった後は、なるべく触らないようにし、そのほかの荷物を撤去するときにも外したりしないようにしましょう。
残置物にすると決まった後に、そのほかの荷物を撤去する際に誤って一緒に撤去してしまうことがあります。
処分してしまうと契約内容と相違が生じてしまうため、トラブルに発展してしまいます。
必ず残置物と他の物は分けておくようにしましょう。
逆に、買主の了承を得てないにもかかわらず置いていってしまう場合も注意が必要です。
基本的に買主は、承諾のない残置物は勝手に処分できません。
そのままにしてしまうと買主に迷惑をかけてしまいますので、撤去のし忘れがないかどうかもしっかり確認しましょう。
エアコンなどの付帯設備は、売主とメーカーとの保証契約となっておりますので、持ち主が変わっても保証の継続ができないことが一般的です。
そのため、買主は保証で直せば良いと思っていて引き継いだのに、できないとなるとトラブルになります。
付帯設備を残置物とする場合には、保証が継続できるものとできないものを確認して、買主に伝えてあげるのが親切でしょう。
住宅ローンの返済ができなくなった場合に利用する任意売却のケースでは、売主に金銭的な余裕がなく残置物の処分費用も捻出できないようなケースがあります。
しかし、それでは買主も困ってしまいます。
このような場合の救済措置として、残置物の所有権を放棄して買主に処分をお願いするという方法があります。
相談の結果、買主が納得すれば売主は処分の責任から解放されるため、事情があり処分できない場合には検討してみても良いでしょう。
この記事も読まれています|不動産売却の相談窓口はどこ?相続などのケースによって異なる相談先を解説
\お気軽にご相談ください!/
繰り返しになりますが、不動産売却での残置物は売主が処分するのが一般的です。
しかし、処分するのは費用も手間もかかるため大変です。
そこで、費用や手間をかけないように、残置物を処分しなくても売却できる方法がありますのでご紹介します。
不動産の売却方法の一つに、不動産会社による買取があります。
不動産会社の買取の場合、不動産会社が直接売主から不動産を購入し、リフォームなどをしてから再販するという流れになります。
この場合、残置物は不動産会社がまとめて処分してくれますので、売主は残置物を仕分けたり処分する必要がありません。
とは言っても、処分費用は買取金額に計上されてきますので、なるべく高い金額で売却をしたい場合には、できる限り自分で売却するほうが良いです。
しかし、相続物件や遠方にある不動産を売却する場合には、残置物を仕分けるのは難しい場合があります。
そのような場合には、費用や手間がかからない買取が効果的といえるでしょう。
この記事も読まれています|不動産売却の相談窓口はどこ?相続などのケースによって異なる相談先を解説
不動産売却時に発生する残置物については取り扱いを注意しないとトラブルになる恐れがあります。
残置物とはどのようなもので、何が含まれるのか、買主とも処分方法をよく確認するようにしましょう。
残置物の量によっては、業者による処分や、不動産会社による買取を検討してみるのもおすすめです。
ここで述べた注意点を意識して、快適な不動産売却となるように準備していきましょう。
不動産ふたみんは、北九州市で不動産の売却を主に扱っております。
不動産の売却をご検討の際には、弊社までお気軽にお問合せください。
不動産を売却する際には、売却が成立することによってにかかる諸費用について把握しておく必要があります。こういった諸費用ってどんな費用が必要なのか不明な点も多いですね。今回は不動産売却の際に必要...
2022-02-10
不動産を売却する際には、まず最初に、『自分の所有する不動産がいくらで売れるのか』という不動産査定を不動産会社に依頼するかと思います。その際に、始めから決まった一社がある方もおられますが、多く...
2022-02-18
不動産業界には、絶対に許されない闇あります。【囲い込み】の説明をする前に先ずは、不動産取引の仕組みについてご説明していきます。不動産の売買には、片手仲介、両手仲介の2種類があります。片手仲介...
2022-02-25
今回のブログは、知っておくべき不動産業界の闇②「高すぎる査定価格」について説明していきます。前回のブログ、知っておくべき不動産業界の闇①「囲い込み」についてもぜひご一読ください。 ...
2022-02-26
こんにちは!本日は不動産訪問査定時によく聞く【リフォームして売りましょう】というセールストークについて解説いたします。リフォームして売るか、現況で売るか、という疑問について、お悩みの方も多いかと思います。結論、リフォーム...
2022-09-12
今回は不動産売却をご検討の方が利用する不動産一括査定サイトに潜む仕組み上の罠について。【不動産一括査定サイト】の魅力は、簡単な入力フォームに必要な情報を入力して送信するだけで、【複数社に無料で査定を依頼できる】ということ...
2022-04-26
今回は不動産会社が良く言う「家をキレイにしておきましょう」ということについてお伝えをしていきます。これは、家がキレイだと購入検討者が買ってくれる、ということではありません。購入検討者様に対しての第一印象を良くしておけばい...
2022-02-24
前回のブログで不動産ポータルサイト不動産会社のホームページの違いを考えていただきました。前回のブログ記事を見ていない方はぜひご一読ください。 ...
2022-02-20
この記事のハイライト ●分筆とはひとつの土地を登記上複数にわける行為●不動産売却で分筆をおこなうとメリットだけでなくデメリットも生じる●土地の分筆は専門的な知識が必要になるため土地家屋調査士に依頼するの...
2023-01-17
この記事のハイライト ●マンションを売却する場合、固定資産税は日割り精算となるのが一般的●精算時期は納税通知書が届いたあとや売却のタイミング●精算は義務ではないことや起算日を売買契約書に記載しておくなど...
2023-01-10
この記事のハイライト ●空き家の除却や活用に向けた支援により売却時に家を解体すると解体費用の一部が助成される●解体費用の助成金を受けるためには適用条件をクリアしなければならない●助成金の申請や受け取りに...
2022-12-27
この記事のハイライト ●遺留分とは被相続人の意思に関係なく法定相続人が相続できる最低限の財産のこと●不動産の評価額の決め方は複数あるため相続人同士で話し合ってきめる●遺留分の不動産評価額が決まらない場合...
2022-12-20
成約のお知らせ先日、買主様よりご購入のご依頼を頂き【北九州市小倉南区若園 新築戸建て】無事ご成約しました!物件名:北九州市小倉南区若園 新築戸建て所在地:北九州市小倉南区若園2丁目構造:木造2階建て色々な不動産会社を回っ...
2022-12-27
成約のお知らせ先日、買主様よりご購入のご依頼を頂き【北九州市小倉南区若園 新築戸建て】無事ご成約しました!物件名:北九州市小倉南区若園 新築戸建て所在地:北九州市小倉南区若園1丁目構造:木造2階建て同エリアの別の完成物件...
2022-12-10
成約のお知らせ先日、買主様よりご購入のご依頼を頂き【北九州市小倉北区黒原 新築戸建て】無事ご成約しました!物件名:北九州市小倉北区黒原 新築戸建て所在地:北九州市小倉北区黒原3丁目交通:北九州都市モノレール小倉線 片野駅...
2022-12-09
成約のお知らせ先日、買主様よりご購入のご依頼を頂き、【遠賀郡遠賀町浅木 中古戸建て】無事ご成約しました!物件名:福岡県遠賀郡遠賀町もしご縁があれば私たちにご相談頂ければ幸いです。北九州市エリアの不動産売却は不動産ふたみん...
2022-11-21
あけましておめでとうございます(^∇^)年末年始で体重が少し増えたと思う二見です。。皆様良い年末年始は過ごされましたか?私は、夫婦でそばを食べる、初詣に行く、実家に挨拶に行く等よくある年末年始を過ごしました。さて、年末と...
2023-01-09
こんにちは。結構lineの操作が苦手な二見です。本日は、北九州市民として登録しておいて方が良い友達を紹介します(^∇^)その方の名は・・北九州市さんですヾ(@°▽°@)ノ皆様は北九州市の公式lineがあることをご存じでし...
2022-12-12
こんにちは!今回のふたみんおススメグルメは【パンdeサンド】さんです(*‘∀‘)たっぷりのシャキシャキ野菜が美味しいサンドイッチ (`・ω・´)ウムまずはお店の情報を ( ..)φカキカキパンdeサンド所在地:福岡県北九...
2022-11-13
こんにちは(^∇^)最近よく体を動かす二見です♪先週、小倉城で『小倉城竹あかり』というイベントが開催されたのはご存じでしょうか?簡単に言うと、2019年から開催されているイベントなんですが、小倉城に約16,000個の竹灯...
2022-11-12