2022-07-12
実家の相続などで居住する予定のない不動産を所有しなければならない方はいらっしゃいませんか。
空き家の管理は手間や経済的な負担が大きいため、放置されるケースが多く、近年では社会問題にまで発展しています。
そこで今回は、相続した不動産が空き家の場合の管理方法や空き家のデメリット、空き家にしないための解決策についてご紹介します。
北九州市で空き家を相続する予定の方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
居住者がいない空き家は、劣化が早まってしまうため、適切に管理することが大切です。
少しでも劣化を遅らせ、空き家をきれいに保つためには、どのように管理すれば良いのでしょうか。
さっそく、空き家を適切に管理するための3つの方法を見ていきましょう。
①換気
空き家が劣化する原因の1つは湿気です。
居住者がいない不動産は湿気が溜まりやすいため、しっかりと換気しなければなりません。
定期的に空き家を訪れて、換気をおこないましょう。
押し入れやクローゼット、靴箱などはとくに湿気が溜まりやすい箇所なので、扉を開けて徹底的に空気を入れ換えてください。
②通水
水道管を長い間使用しないと錆びてしまうため、空き家の場合は定期的に水を流す作業が必要です。
錆が原因で水道管が破裂してしまうケースもあるため、注意しましょう。
また、水が蒸発して乾くことも防がなければなりません。
下水管から悪臭が上がってきたり、ネズミや害虫が室内に侵入したりしてしまう可能性があるためです。
通水のタイミングは1か月に1度ほどで、水を1分間以上流しておこないます。
このとき、水の出方や錆の有無などをチェックしましょう。
③掃除
掃除も劣化を防ぐための大切なポイントの1つです。
とくに庭を放置すると雑草が生えて、害虫が発生しやすくなるため、注意しましょう。
また、隣地まで伸びてしまった草木は勝手に切ることができません。
このような害虫や草木の越境によって、近隣トラブルにも発展しかねませんので、定期的に掃除しておきましょう。
定期的な庭の手入れが難しい場合は、防草シートを貼ったり、除草剤を使ったりする方法もあります。
なお、電気を止めていると掃除機が使えないため、室内の掃除はほうきとちりとりでおこなうと良いでしょう。
ここまで空き家を適切に管理するための方法についてお伝えしてきましたが、チェックポイントはほかにもあります。
雨樋や外壁
雨樋や外壁の塗装の剥がれやひび割れ、カビなどがないかチェックします。
雨漏り
雨漏りを放置するとカビが生えて、天井や柱などが腐ってしまう可能性があります。
このような状態になると、資産価値が大幅に低下してしまうため、注意が必要です。
しかも、雨漏りは発見するのが難しい不具合です。
少しでも早く見つけるために、丁寧にチェックしましょう。
周辺の環境
近隣とのトラブルを防ぐためにも、隣地との境界付近や周辺の環境なども気にしておくことが大切です。
防犯
空き家を放置すると、犯罪の温床になる可能性もあるため、定期的に訪問しましょう。
空き家の管理は、基本的に不動産を相続した方がおこないますが、管理会社に委託する方法もあります。
とくに遠方に居住している場合は、災害などの際にすぐに訪問することが困難なため、検討しても良いかもしれません。
ただし、空き家の管理を依頼するとコストがかかります。
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続いて、相続した不動産を空き家にした場合のデメリットについてご紹介します。
本来なら大きな資産になる不動産ですが、空き家の場合はデメリットも多いため、注意が必要です。
それでは、空き家を放置した場合、どのようなリスクがあるのか、デメリットを見ていきましょう。
前の章でお伝えしたとおり、空き家は丁寧に管理していても、少しずつ劣化が進みます。
そのため、不動産の状態によっては、資産価値が低下するリスクがあります。
空き家を所有すると所有者責任を負わなければなりません。
塀が崩れたり、台風で瓦が飛んだりして近隣住民がケガをした場合などは、所有者による対処が必要です。
故意におこなったわけではなくても、損害賠償を請求される可能性もあるため、丁寧な管理が求められます。
空き家の増加にともなって2015年より行政が法律を施行しており、特定空き家に指定されると、最終的に不動産が取り壊される可能性もあります。
特定空き家とは、保安・衛生・景観などの観点から地域に影響を与える危険な空き家のことです。
基本的には所有者に管理の権限がありますが、管理状態が良くないと、自治体が介入する場合もあるということを覚えておきましょう。
空き家を所有した場合、居住者がいなくても固定資産税がかかります。
また、管理会社に管理を委託すると管理費も必要です。
自主管理の場合でも、現地までの交通費などがかかるため、注意しましょう。
居住者のいない空き家は、放火や不法投棄、害虫の発生なども心配です。
このようなリスクにより、近隣住民に迷惑がかかった場合は、トラブルに発展する可能性もあります。
これらのデメリットを回避するためには、定期的な訪問による適切な管理が必要です。
しかし、とくに遠方にいる場合は経済面も含めて負担になってしまうでしょう。
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ここまでお伝えしたように、相続した不動産が空き家の場合は、さまざまなリスクが考えられます。
そのため、大きな負担を抱える前に解決策を実行するのがおすすめです。
それでは、相続した不動産を空き家にしないための解決策を見ていきましょう。
建物を解体して更地にする解決策です。
放火などの犯罪のリスクを減らせるメリットがあります。
ただし、解体費用として木造で5万円/坪、鉄骨造で7万円/坪、鉄筋コンクリート造で9万円/坪ほどが必要です。
また、更地の場合は非住居用地として扱われ、固定資産税が上がる可能性もあります。
第三者に譲り渡し、空き家を手放す解決策です。
さまざまなリスクを回避できますが、無償譲渡になり、利益を得られないケースが多いでしょう。
今後も空き家を活用する予定がない場合におすすめの解決策です。
空き家の管理や費用負担から解放され、売却益まで得ることができます。
築古のケースが多い空き家は売れにくいため、仲介での売却が難しい場合もありますが、不動産ふたみんなら買取にも対応しています。
買取とは、第三者の買い手を探さず、不動産会社と直接取引する売却方法のことです。
仲介手数料が不要なほか、売却活動の手間が省け、スピーディーに換金できるメリットがあります。
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今回は、相続した不動産が空き家の場合の管理方法や空き家のデメリット、空き家にしないための解決策についてご紹介しました。
空き家のデメリットを緩和するためには、適切な管理が必要です。
しかし、手間や経済的な負担を考えると、活用する予定がない場合は売却をおすすめします。
不動産ふたみんでは、相続した空き家の売却に対応しておりますので、安心してご依頼ください。
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