実家じまいはどのようにおこなう?その方法や事前準備について解説

実家じまいはどのようにおこなう?その方法や事前準備について解説

この記事のハイライト
●相続人の間でトラブルになるのを防ぐためにも元気なうちに実家じまいを始めるのがおすすめ
●実家じまいを始める前に、親族間で実家の扱いについて話し合う必要がある
●ご自身の状況や実家の状態を考慮したうえで売却方法を決めることが大切

終活のなかの1つに「実家じまい」があります。
耳にしたことがあるという方も多いかと思いますが、具体的にどのようなことをおこなうのでしょうか。
この記事では、実家じまいの方法と事前準備について解説します。
北九州市にお住まいで、実家の扱いにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

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実家じまいとは?その方法や実家じまいが必要な理由について

実家じまいとは?その方法や実家じまいが必要な理由について

まずは実家じまいとはなにか、実家じまいが必要な理由もあわせて解説します。

実家じまいとは

実家じまいとは、相続発生後のトラブルを防止するため、ご自身が元気なうちに自宅を処分することです。
不動産を相続したものの子どもたちが活用できないとなると、税金やメンテナンスの費用だけがかかり、負の遺産となる可能性があります。
また、近年は親の認知症により不動産売却が進められず、子どもが苦労するケースも少なくありません。
こうした事態にならないために、ご自身が元気なうちに実家じまいを始める方が増えているのです。

実家じまいをする理由

実家じまいをせずに相続が発生すると、相続人である子どもが家を管理もしくは処分することになります。
一昔前までは子どもが親の実家を引き継ぐことが一般的でしたが、少子高齢化や核家族化が進む現代において、実家が空き家となってしまうケースは少なくありません。
人が住まなくなった建物は劣化するため、定期的に現地を訪れ清掃や修繕をおこなう必要があります。
さらに固定資産税も支払わなければならず、金銭的な負担も大きくなってしまうでしょう。
このような事態になるのを避け、相続人の負担を軽くすることが、実家じまいをおこなう理由の1つです。
また、実家じまいはご自身のためにもなります。
高齢になると少しの段差でも転倒事故の原因になりやすく、また実家が古いと住み心地が悪く感じることもあるでしょう。
実家を現金化してバリアフリー対応のマンションや老人ホームへ転居すれば、快適な老後生活が送れるようになります。
実家じまいは相続人だけでなく、ご自身が快適な老後生活を送るための対策にもなるのです。

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実家じまいにおける事前準備の方法とは

実家じまいにおける事前準備の方法とは

ここでは、実家じまいをする前にやっておきたい準備をご紹介します。

親族間で十分に話し合う

実家じまいにおいてもっとも大切なのが、親族との話し合いです。
相続人のなかには将来実家を継ぎたいと思っている方がいるかもしれません。
このような状態で親が勝手に実家を処分してしまうと、相続人との間でトラブルになる可能性があります。
相続が発生する前に、親族間で将来実家をどうしたいか十分に話し合うことが大切です。

財産の整理をおこなう

元気なうちに財産の整理をおこなうことも大切です。
相続の対象となる財産にはさまざまな種類があり、不動産や現金だけでなく借地権といった権利なども該当します。
財産整理ができずに相続が発生した場合、財産の特定に時間がかかり、子どもに苦労をかけてしまうかもしれません。
そうならないためにも、ご自身が所有している財産を把握して、子どもに伝えておくことが大切です。
実家以外に土地を所有している場合は、土地の住所を記載したメモや購入時の資料などを用意して、相続手続きを進めやすくしておきましょう。

住み替え先を探しておく

家じまいをする場合は、住み替え先やその後の生活について考えておかなければなりません。
住み替え先の候補としては、おもに次の3つが挙げられます。
賃貸マンション
子どもたちが巣立ち実家が広く感じる場合は、手頃な広さの賃貸マンションへの住み替えを検討しても良いでしょう。
マンションであれば一戸建てよりも面積が小さくなるため、掃除や手入れにかかる負担を軽減できます。
介護付き住宅や老人ホーム
実家を売却した代金で、介護付き住宅や老人ホームに移るという方法もあります。
入居する施設によってその後の生活が左右されるため、必ず何か所か見学をしてご自身に最適な場所を見つけるようにしましょう。
二世帯住宅
二世帯住宅を建てて、子どもと同居するという選択肢もあります。
近くに子どもがいればなにかあった際に頼ることができ、また親の様子を伺えるため、子どもも安心して生活できるでしょう。
二世帯住宅を希望する場合は、子どもの配偶者の意見も重要になるため、まずは話し合うことが大切です。

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実家じまいと荷物の処分方法

実家じまいと荷物の処分方法

実家じまいをする際は、家具や家電をどのように処分するか考えなければなりません。
ここでは荷物の処分方法とあわせて、実家を処分する方法をご紹介します。

荷物の処分方法

実家にある荷物を親だけで処分するとトラブルになる可能性があります。
荷物を処分する前に家族で集まり、廃棄するものと残しておくものを話し合っておきましょう。
残しておきたい荷物が見つかったら、間違えて捨ててしまわないよう付箋紙などを貼って目印を付けておきます。
処分する荷物については、以下のポイントに気を付けながら分別しましょう。

  • リサイクルが可能なものは業者に買い取ってもらう
  • 仏壇や神棚を処分する際は、まずお世話になっている神社やお寺に相談する
  • 小型家電リサイクル法や家電リサイクル法対象のものは引き取り時に費用がかかる

また、大量の一般ごみを収集日にまとめて出すことができない点にも注意が必要です。
ごみの量が多い場合は、複数回に分けて収集日にごみを出すか、自治体が案内している「ごみ収集センター」などに問い合わせてみましょう。

実家の処分方法

実家じまいにおいては、実家を売却することが一般的です。
家の売却は以下のような流れで進めていきます。

  • 不動産会社に自宅の査定を依頼する
  • 不動産会社と媒介契約を結んで売却活動を開始する
  • 買主と売買契約を結ぶ
  • 決済および物件の引き渡し

不動産を売却するには、まず不動産会社に査定を依頼する必要があります。
査定額はさまざまな要因により変動しますが、実家の築年数や状況も大きく影響します。
築年数が浅い、またはきちんとメンテナンスされていて状態が良い場合は、中古住宅として売り出せるでしょう。
しかし、築年数が経過しており建物の老朽化が進んでいる場合には、建物をメインに売り出してもなかなか買主がみつかりません。
このような場合には、建物を解体せず古家付き土地として売却する方法や、解体後に更地として売り出す方法があります。
どのような方法で売却するか判断に迷う場合は、不動産会社に相談しながら進めていくと良いでしょう。
不動産の売却方法には買取と仲介の2種類がある
不動産の売却方法においてもっとも一般的なのは「仲介」ですが「買取」という方法もあります。
仲介とは、不動産会社に仲介を依頼して買主を探す方法です。
いつ売却できるのかわからないため資金計画を立てづらいですが、買取に比べて高値で売却しやすいなどのメリットがあります。
一方で買取とは、不動産会社を買主として物件を売却することです。
仲介に比べると買取価格が低くなりますが、買主を探す必要がないため、現金化までが早いなどのメリットがあります。
高値で売却したい場合は仲介、急いで売却したい場合は買取などのように、ご自身の状況に合わせて選択すると良いでしょう。

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まとめ

実家じまいの方法や事前準備、家の処分方法などを解説しました。
「実家じまいをしようかな」と思ったら、まずは実家の扱いについて親族で十分に話し合う必要があります。
住み替え先をどうするか、そもそも子どもは実家をどうしたいのかなどを確認しておきましょう。
私たち「不動産ふたみん」は、北九州市を中心に不動産売却のサポートや不動産買取をおこなっております。
実家じまいに関するご相談も承っておりますので、弊社までお気軽にご連絡ください。

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二見敬祐

資格:宅地建物取引士 不動産キャリアパーソン 損害保険募集人

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