建売住宅は売却しやすい?注文住宅との違いや売却時の流れを解説

建売住宅は売却しやすい?注文住宅との違いや売却時の流れを解説

この記事のハイライト
●建売住宅と注文住宅の違いは、設計プランの自由度や購入予算など
●建売住宅は、万人受けする設計のため売却しやすい
●売却の流れは、物件査定・媒介契約・売却活動・売買契約・引渡しの5ステップ

一戸建てには、建売住宅と注文住宅の2種類がありますが、どちらのほうが売却しやすいのか気になりますよね。
そこで今回は、建売住宅と注文住宅の違いや建売住宅が売却しやすい理由、売却するときの流れについて解説します。
福岡県北九州市で建売住宅の売却を検討中の方は、ぜひ参考にご覧ください。

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売却前に知りたい!建売住宅と注文住宅の違いとは?

売却前に知りたい!建売住宅と注文住宅の違いとは?

建売住宅とは、一般的に土地と完成後の建物をあわせて販売している住宅のことです。
いくつかの区画に分けられた分譲地に建てられることが多く、比較的に割安の価格で購入できる特徴があります。
一方で注文住宅とは、依頼主の希望に応じて設計された住宅のことです。
ハウスメーカーに依頼し、所有する土地または購入した土地に住宅を建築します。
建売住宅と注文住宅の主な違いは、以下の3つです。

①設計プランの自由度

建売住宅と注文住宅の大きな違いは、設計プランの自由度です。
一般的に建売住宅は、人気のある建築デザインや機能、間取りが規格化されています。
建売住宅は大規模な開発で大量に建設されるため、カスタマイズの選択肢はあらかじめ決められた範囲のものに限られます。
一方で注文住宅は、個々の顧客の特定のニーズや好みに合わせた設計が可能です。
最初の構想から間取り、仕上げの選択まで、設計プロセスのあらゆる面で買主が関与します。
その結果、買主のライフスタイルにぴったりと合った、自分だけの住まいが完成するのです。
しかし、買主の好みに設計された注文住宅は、売却するときに買い手の好みに合わない場合があります。

②購入予算

建売住宅は、土地代も含めた販売価格のため、購入予算がわかりやすいです。
一方で、注文住宅の場合は土地を取得後に建物を建築するため、打ち合わせ時に予算を調整することはできますが、設計プラン次第では高くなる可能性もあります。
そのため、比較的に建売住宅のほうが購入予算を安く抑えられる特徴があります。

③間取り変更の可否

注文住宅は、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて間取り変更・増改築がしやすいように設計することも可能です。
一方で、建売住宅は入居後の間取り変更や増改築を考慮した設計になっていない傾向にあります。
そのため、注文住宅のほうがリノベーションしやすい設計になっている点に違いがみられます。

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建売住宅が売却しやすい理由とは?

建売住宅が売却しやすい理由とは?

建売住宅と注文住宅の相違点を踏まえて、どちらが売却しやすいかも気になりますよね。
一般的に建売住宅のほうが売却しやすい傾向にありますが、その理由は以下のとおりです。

①万人受けする

建売住宅は、潜在的な住宅購入者の幅広い層に対応できるよう設計されています。
一般的に、市場でトレンドとなっている間取りやデザイン、あるいは従来から人気のあるデザインを採用しているため、より多くの買い手にとって魅力的です。
言い換えれば、多くの住宅購入者を満足させるように設計されているのです。
さらに、建売住宅は、公園、学校、ショッピングセンターなどの周辺施設が整っている場所に立地することが多い傾向にあります。
このような利便性と生活しやすい点が、多くの買い手(とくに家族連れ)にとって、建売住宅の魅力をさらに高めています。

②価格を抑えられる

建売住宅は、注文住宅と比較して建築コストを抑えられるため、一般的に販売価格が安いです。
そのため、中古住宅市場においても、買い手にとってお手頃価格で売り出すことができ、売却しやすいです。
低価格の住宅は、初めて住宅を購入する方、予算が限られている家族、投資用不動産を探している方などにアピールすることができます。
また、建売住宅は価格が安くても品質は高いため、中古住宅市場でも一定の人気があります。

③境界線が確定している

一戸建ての売却では、隣地との境界線トラブルを懸念されるケースが多いです。
売却後に買主と隣地所有者が境界線を巡ってトラブルとなった場合、売主も責任を問われる可能性があります。
その点、建売住宅は販売会社がしっかりと境界線を確定させてから売りに出すため、境界線トラブルに発展するリスクが少ないです。
そのため、買主も安心して購入することができ、売却しやすいです。

④リフォームしやすい

建売住宅は、シンプルな設計とスタンダードな設備を使用しているため、欠陥や不具合があっても交換や修繕がしやすいでしょう。
一方で、注文住宅はこだわりの建材や設備を用いている場合、リフォームに手間とコストがかかる可能性があります。
そのため、築年数の経つ建売住宅を売却する際は、リフォームのしやすさをアピールすることができます。

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建売住宅を売却するときの流れとは?

建売住宅を売却するときの流れとは?

最後に、建売住宅を売却する際の流れについて解説します。
売却の流れは、以下の6ステップです。

①物件査定

最初のステップである物件査定では、不動産会社が物件を調査し、その市場価値を提示します。
通常、査定では住宅の築年数、広さ、建物の状態、改修の有無などが調査対象です。
さらに、比較対象として、直近に販売された地域の同様の住宅の価値や、現在の市場状況も考慮して妥当な査定額を提示します。
売主は、査定額を参考に売出価格を決める流れです。

②媒介契約を締結

次に、不動産会社と媒介契約を締結し、不動産取引の仲介を依頼します。
媒介契約は、3種類あり、主な特徴は以下のとおりです。

  • 一般媒介契約:複数社と契約可能、進捗状況の報告について定めなし
  • 専任媒介契約:1社のみと契約、14日に1回以上の進捗状況の報告あり
  • 専属専任媒介契約:1社とのみ契約、7日に1回以上の進捗状況の報告あり

一般媒介契約は、複数の不動産会社と自由に契約を結べますが、不動産会社は売主に対して進捗状況の報告はありません。
一方で、専任媒介契約と専属専任媒介契約は、1社としか契約を結べない分、売却活動の進捗状況についてこまめに報告する義務があります。
また、一般媒介契約と専任媒介契約は、自分で買主を見つけた場合に直接取引が可能ですが、専属専任媒介契約の場合は自分で買主を見つけた場合にも不動産会社を仲介人とする制限があります。
不動産会社間で物件情報のやり取りをおこなうシステム「レインズ」の登録義務についても違いがあり、一般媒介契約は不動産会社の任意です。
一方で、専任媒介契約は7日以内に、専属専任媒介契約は5日以内に登録する義務があります。

③売却活動

売却活動では、人気のある不動産サイトに物件を掲載したり、チラシを配布したりなどの広告活動をおこないます。
購入希望者が物件の見学に訪れることもあり、掃除や整理整頓、家具やインテリアの配置などを工夫して物件の魅力度を上げると売却につながりやすいです。

④売買契約の締結

購入希望者から購入申込書が届いたら、交渉をこない、買主と売主の双方合意のもとで売買契約書を交わします。
一般的には、不動産会社の事務所でおこない、宅地建物取引士が契約内容の重要事項を説明し、双方が署名・捺印をして契約成立です。
売買契約を結ぶ際は、売却価格や引渡し日などの条件をよく確認しましょう。

⑤売買代金の決済・引渡し

買主が住宅ローンを利用する際は、ローン審査が承認された後に売買代金を決済し、物件を引渡します。
売主の住宅ローンが残っている場合は、売却代金を受け取ると同時に住宅ローンを完済し、抵当権の抹消登記と所有権移転の登記をおこないます。
登記手続きについては、司法書士に依頼するのが一般的です。

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まとめ

建売住宅と注文住宅の主な違いは、設計プランの自由度や購入予算、間取り変更の可否についてです。
建売住宅は、注文住宅と比較して販売価格を安く抑えられ、万人受けする設計のため、売却しやすいです。
ぜひこの記事を参考に、建売住宅の売却をご検討ください。
北九州市小倉での不動産売却なら「不動産ふたみん」。
徹底した市場調査と自社制作の広告デザインで、戦略的に不動産売却を進めていきます。
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