空き家をシェアハウスとして活用するメリット・デメリット

空き家をシェアハウスとして活用するメリット・デメリット

この記事のハイライト
●シェアハウスとはひとつの家を複数人で共有することで、賃料や住むうえでのルールは所有者が決める
●高い収益性が見込めたり空室リスクを軽減できたりするなどさまざまなメリットがある
●入居者同士がトラブルになる可能性があることや管理の手間がかかることなどがデメリット

少子高齢化や核家族化により、全国で空き家が増加しています。
しかし、築年数が経過している空き家も多く、売却や賃貸にしても買主や借主が見つかりにくいのが現状です。
そこで注目したいのが、シェアハウスとして活用することです。
今回はシェアハウスとはなにか、メリットとデメリットを含め解説します。
北九州市で空き家を所有している方や、活用したいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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空き家の活用方法のひとつ「シェアハウス」とは?

空き家の活用方法のひとつ「シェアハウス」とは?

まずは、空き家の活用方法のひとつ、シェアハウスとはなにかを解説します。

シェアハウスとは?

シェアハウスとは、「share=共有・共同で使う」「house=家・住宅」という意味のとおり、ひとつの家を複数人で共有することです。
一戸建てなら1棟、マンションやアパートなどの集合住宅なら1室を複数人で借り、生活をともにします。
それぞれ独立した居室があり、キッチンやお風呂、リビングや洗面所などは共有するケースが多いです。
複数人が共同で生活するケースとして家族が挙げられますが、シェアハウスは他人同士が住むことになるため、家族で住む家とは異なる性質を持っています。

ルームシェアとの違いとは?

ルームシェアとは、シェアハウスと同様、ひとつの家に複数人で住むことです。
しかし、ルームシェアは一般的に、賃料の負担割合やルールなどを当事者同士で決めます。
「家にいる時間が長いほうが光熱費を多く負担する」「賃料は折半する」という風に、お互いがルールに納得すればOKです。
その一方、シェアハウスの場合は賃料やルールは所有者が決めることになります。
契約も入居者それぞれおこなうのが、ルームシェアとは異なる点です。

シェアハウスの需要は?

国土交通省のシェアハウスに関する市場状況調査結果では、シェアハウスの数は年々増え続けています。
現在もニーズが高く、空き家をシェアハウスとして活用する方も増えてきました。
とは言え、まだまだ物件数が少ないため、需要と共有のバランスが取れていないのが現状です。
一定の需要があるため、今後はシェアハウスが空き家の活用方法のひとつとして認知されていくでしょう。

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空き家をシェアハウスにするメリット

空き家をシェアハウスにするメリット

続いて、空き家をシェアハウスにするメリットを解説します。

メリット1:賃料収入を得られる

メリットとしてまず挙げられるのが、賃料収入を得られることです。
入居者それぞれから毎月賃料が支払われるため、空き家を使って安定した収入を得られるのがメリットです。
不動産は所有しているだけで、固定資産税などの税金や維持管理の手間がかかります。
もちろん、空き家も例外ではありません。
放置しているだけではコストだけがかかる、負の財産となってしまうこともあるでしょう。
しかし、シェアハウスとして活用すれば、毎月賃料という形で収益を得られます。

メリット2:高い収益性が見込める

高い収益性が見込めることも、メリットのひとつです。
先述のとおり、契約も入居者それぞれおこなうため、1世帯に貸すよりも高い収益性が期待できます。
キッチンやお風呂、リビングや洗面所などは共有で使ってもらうことになるので、その分独立した居室を多く確保することも可能です。
通常の賃貸物件より、効率的に空き家を活用できるでしょう。

メリット3:空室リスクを軽減できる

メリットとして、空室リスクを軽減できることも挙げられます。
通常の賃貸物件の場合、退室によって再び空き家となってしまいます。
次の入居者が決まるまで、賃料も得られません。
しかし、複数人が住むシェアハウスなら、1人退去してもまだ入居者がいる状態です。
賃料は減るものの、ゼロになる可能性は低いでしょう。
空室は賃貸経営をするオーナーにとって、最大のリスクといっても過言ではありません。
シェアハウスなら、そのような不安が軽減されるのがメリットです。

メリット3:不動産を手放さずに済む

メリットとして、不動産を手放さずに済むことも挙げられます。
売却すると所有権を失うため、自分のものではなくなってしまいます。
シェアハウスなら「将来子どもに相続したい!」「資産として残しておきたい」といったことも可能です。
実家など、思い入れのある空き家なら、活用して次の世代に残しておくことも、選択肢のひとつとなります。

メリット4:入居率が高い

入居率が高いことも、メリットのひとつです。
シェアハウスは家具や家電が備え付けてあったり、賃料が割安だったりするため、入居前の準備や金銭面でのメリットがあります。
そのようなメリットは、集客時のアピールポイントになり、入居者獲得の際に有利に働いてくれるでしょう。
シェアハウスの利用者は、単身者や若年層が多いため、短期の入居や住居費を安く抑えたいというニーズにも応えられます。
また、先述のとおり、シェアハウスは物件数が少ないのが現状です。
いったん入居すると、長期間住み続けてもらいやすいのも、大きなメリットと言えます。

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空き家をシェアハウスにするデメリット

空き家をシェアハウスにするデメリット

最後に、空き家をシェアハウスにするデメリットを解説します。

デメリット1:入居者同士がトラブルになる可能性がある

デメリットとしてまず挙げられるのが、入居者同士がトラブルになる可能性があることです。
空き家をシェアハウスにする場合、他人同士がひとつ屋根の下で暮らすことになります。
身内同士が一緒に住むわけではないので、トラブルが起こりやすくなります。
もし入居同士がトラブルになった場合、オーナーとして対処しなければなりません。
通常の賃貸経営より、トラブルが起きやすいことをデメリットとして押さえておく必要があります。

デメリット2:管理の手間がかかる

管理の手間がかかることも、デメリットのひとつです。
先述した入居者同士のトラブルを含め、他人同士が暮らすシェアハウスは、管理の負担が大きくなりやすいといえます。
たとえば共有スペースのルールが守られなかったり、ごみを溜め込んでしまったり、掃除がおこなわれず悪臭や害虫が発生したりといったケースです。
賃貸経営をおこなう以上、起こり得るトラブルですが、複数人が暮らすシェアハウスの場合、より管理の手間がかかりやすいといえます。

デメリット3:賃料が滞納する可能性がある

デメリットとして、賃料が滞納する可能性があることも挙げられます。
入居者は他人同士なので、お互いどのような方なのか把握していないケースも多いです。
いつのまにか退去者が出ており、賃料の滞納が発生しても、ほかの入居者に請求することはできません。
しっかり賃料を支払ってくれている入居者に、退去をお願いすることも難しいでしょう。
空き家をシェアハウスとして活用する場合は、このようなトラブルに対する対策を考えておく必要があります。

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まとめ

シェアハウスとは、空き家を複数人に貸し出し、共同生活を送る家のことです。
それぞれ独立した居室があり、一般的にはリビングや水回りなどは共同で使用することになります。
メリットの多い空き家の方法ですが、デメリットも生じるので、適しているか否かを考えたうえで決めることをおすすめします。
北九州市小倉での不動産売却なら「不動産ふたみん」。
徹底した市場調査と自社制作の広告デザインで、戦略的に不動産売却を進めていきます。
驚異の伝達力を活かしてお客様をわかりやすくサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

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資格:宅地建物取引士 不動産キャリアパーソン 損害保険募集人

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