不動産売却のベストタイミングとは?市況・税金・季節の観点から解説

不動産売却のベストタイミングとは?市況・税金・季節の観点から解説

この記事のハイライト
●不動産が高く売れるタイミングは、不動産市況が活発なときと住宅ローンの金利相場が低金利のとき
●不動産売却にかかる税金を軽減できるタイミングは、不動産の所有期間が5年を超えるとき
●不動産が売れやすい季節は、引っ越しが多い春の3月と秋の9月

不動産を売却するときは、どのタイミングで売却するとお得になるのか気になりますよね。
この記事では、不動産売却のベストタイミングについて、市況・税金・季節の3つの観点から解説します。
北九州市で不動産の売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

\お気軽にご相談ください!/

「市況」で見る不動産売却のベストタイミング!

「市況」で見る不動産売却のベストタイミング!

不動産を売却するなら、需要が高いときになるべく高い価格で早期売却したいですよね。
そこでタイミングを見極めるポイントとなるのが「市況」です。
市況とは、商品が売買される市場の動きを指す言葉で、不動産市場では「不動産市況」と呼ばれています。
売却のベストタイミングを見極めるためには、不動産市況を把握し、相場や金利の動向を知ることが大切です。

相場の見方

不動産の相場の動向は「不動産価格指数」が指標となります。
不動産価格指数は、年間約30万件にもおよぶ不動産の取引価格情報を指数化した統計データのことです。
国土交通省は、全国・ブロック別・都市圏別に物件種類ごとの不動産価格指数を毎月公表しています。
不動産価格指数は「住宅」と「商業用不動産」の2つに分かれ、折れ線グラフや表で推移を確認できます。
住宅の不動産価格指数は「住宅地(土地)」「一戸建て住宅」「マンション」の3種類です。
2023年現在、不動産価格指数の折れ線グラフは2008年~2023年までの推移を見ることができます。
2010年の不動産価格指数を100として、現在の指数が下がっているのか、上がっているのかが判断できます。
たとえば、指数が下がり続けている場合は、さらに不動産価格が下落する可能性があるため、タイミングに注意が必要です。
反対に、指数が上がり続けている場合は、さらに価格が上昇する可能性があるため、売却のチャンスです。
指数が変動せず横ばいが続いているときは、別の観点から売却タイミングをはかったほうが良いでしょう。

金利の見方

買主が住宅ローンを利用して不動産を購入するときは、わずかな金利の変動で返済総額に影響を及ぼします。
つまり、低金利のときのほうがローンを組みやすいため購入検討者の購入意欲が高まり、不動産を売却しやすくなります。
反対に、金利が高いときは返済総額が増えるため、購入検討者の予算がきびしくなり、不動産の売却相場も下がる可能性が高いです。
したがって、住宅ローンの金利相場の低い時が不動産の売却タイミングです。
ただし、低金利の時は景気が良くない傾向にあるため、高額な不動産取引に躊躇する方が増える可能性もあります。
そのため、住宅ローンの金利だけでなく、そのほかの観点からも売却タイミングを探る必要があります。

▼この記事も読まれています
不動産の売却方法の1つ!オープンハウスのメリットとデメリットを解説

\お気軽にご相談ください!/

「税金」で見る不動産売却のベストタイミング!

「税金」で見る不動産売却のベストタイミング!

不動産を売却するときは、税金がいくらかかるのかも心配ですよね。
不動産の売却で利益が生じた場合、売却利益(譲渡所得)に所得税や住民税、復興特別所得税が課されます。
この3つの税金を総じて「譲渡所得税」と呼び、税額は譲渡所得額に税率を乗じて計算します。
譲渡所得税は、売却のタイミングによって節税が可能です。
譲渡所得税が軽減されるポイントは、以下の2つです。

不動産の所有期間

譲渡所得税の税率は、不動産の所有期間によって以下のように異なります。

  • 所有期間が5年以下:39.63%(所得税30%、復興特別所得税0.63%、住民税9%)
  • 所有期間が5年超え:20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)

不動産を売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超える場合は「長期譲渡所得」、5年以下の場合は「短期譲渡所得」となり、長期譲渡所得のほうが税率が低くなります。
つまり、不動産の所有期間がその年の1月1日時点で5年を超えるタイミングで売却すると譲渡所得税の節税になります。
また、マイホームを売却する場合は「マイホームを売った時の軽減税率の特例」の適用によってさらに節税が可能です。
具体的には、6,000万円までの部分は譲渡所得税の税率が所得税10%・復興特別所得税0.21%・住民税4%に軽減されます。
マイホームを売った時の軽減税率の特例を受けるには、売却した年の1月1日時点で所有期間が10年を超えている必要があります。
売却する不動産の所有期間が10年前後にある場合は、10年を超えるタイミングで売却すると良いでしょう。
ただし、所有期間のカウントは売却する年の1月1日時点になる点にご注意ください。

3,000万円の特別控除の適用期限

3,000万円の特別控除とは、マイホームを売却する際に、3,000万円まで譲渡所得から差し引くことができる税金の軽減措置です。
特別控除を利用して譲渡所得から3,000万円を差し引けば譲渡所得が減るもしくはゼロになるため、税金を抑えることができます。
マイホームを売却したときの3,000万円の特別控除については、とくに売却の期限はありません。
ただし、災害が原因で損失した家屋の場合は「その敷地に住まなくなった日から3年を経過する年の12月31日までに売却する」などの条件があります。
また、空き家を売る場合は、空き家となってから3年が経過する年の12月31日までのタイミングで売却する必要があります。
そのため、3年経過が近づいている空き家を売却しようとお考えの方は、お早めにご検討ください。

▼この記事も読まれています
不動産売却後は確定申告が必要?必要書類や申告期間は?

\お気軽にご相談ください!/

「季節」で見る不動産売却のベストタイミング!

「季節」で見る不動産売却のベストタイミング!

不動産の売却は、売却する季節によっても売れやすさや売却価格に大きな影響を及ぼします。
その売れやすい季節とは、引っ越しが多い春と秋です。

3月・9月が売り出しタイミング

不動産売買は、引っ越しの活発な時期が繁忙期となります。
とくに引っ越しが活発となる季節は春の3月で、その時期は不動産売買の成約件数も大幅に増えます。
それは、新年度に向けて転勤や進学をする方が物件を探し、4月からの生活に備えて引っ越しを済ませたいと考えるためです。
不動産は、より多くの方が引っ越し先を探しているタイミングで売り出すと、良い条件で早く売却できる可能性が高まります。
そのため、売却のスケジュールが調整可能であれば、新年度を迎える3月の時期に売却のタイミングを合わせるのがおすすめです。
また、秋の9月頃は転勤が増えるため、10月に引っ越し予定の方がターゲットになります。
暑い夏が終わり、過ごしやすい季節になったタイミングで引っ越し先を探す方もいるでしょう。

売却を準備するタイミング

不動産を3月や9月の季節に売り出す場合は、それまでに売却の準備をする必要があります。
売却の準備とは、たとえば不動産会社に査定を依頼したり、仲介を依頼する不動産会社と媒介契約を結んだりなどです。
一般的に、売却価格は不動産会社の提示する査定額を参考に設定します。
そして、不動産会社と媒介契約を締結後に、不動産会社が物件の広告を出したり、購入検討者からの問い合わせや内覧を担当したりなどの売却活動がスタートします。
そのため、3月までに売り出したい場合は、査定や媒介契約にかかる期間を考慮して1か月~3か月前のタイミングで動くことが大切です。
また、売却活動を開始してからすぐに買主が見つかるとは限りません。
たとえば、3月に売却を成立させたいのであれば、3か月ほど前の11月ごろから売却活動がスタートできるようにスケジュールを調整すると良いでしょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却における広告の種類とは?だれが費用を負担するかについても解説!

まとめ

不動産が高く売れるタイミングで売却したい場合は、不動産市況の動向や住宅ローンの金利相場をチェックしましょう。
不動産売却にかかる税金を軽減できるタイミングで売却したい場合は、不動産の所有期間や3,000万円の特別控除の条件をチェックしましょう。
不動産が売れやすい季節は、引っ越しが多い春の3月と秋の9月です。
北九州市小倉での不動産売却なら「不動産ふたみん」。
徹底した市場調査と自社制作の広告デザインで、戦略的に不動産売却を進めていきます。
驚異の伝達力を活かしてお客様をわかりやすくサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

タグ一覧

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-023-223

営業時間
9:00~18:00(営業時間外のご見学も対応いたします)
定休日
水曜日(事前予約のお客様のみ対応いたします)

二見敬祐の画像

二見敬祐

資格:宅地建物取引士 不動産キャリアパーソン 損害保険募集人

とにかくお客様に笑顔でいて欲しいです。
物件のお引き渡し後も頼られるとこちらも嬉しくなりますので、何でも頼ってください!

二見敬祐が書いた記事

関連記事

売却の戦略立て

売却の知恵袋

お知らせ

ふたみん日記

売却査定

お問い合わせ