ひび割れがある家でも売却できる?売却のコツや放置するリスクを解説!

ひび割れがある家でも売却できる?売却のコツや放置するリスクを解説!

この記事のハイライト
●ひび割れがあるからといって必ずしも値下げが必要なわけではない
●ひび割れが原因のトラブルを防ぐには、事前にインスペクションを受けると良い
●ひび割れを放置すると劣化が早く進み、倒壊の危険性が高まる

売却予定の家にひび割れが生じていると「本当に売却できるだろうか」と不安に思う方も多いでしょう。
ひび割れや亀裂のある家でも売却はできますが、売却価格は相場よりも低くなってしまう可能性があります。
ひび割れのある家を高く売るには、ホームインスペクションを受けるなどの工夫が必要です。
そこで今回は、ひび割れが売却価格に及ぼす影響や売却のコツ、放置するリスクなどを解説します。
北九州市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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ひび割れが家の売却価格に及ぼす影響とは?

ひび割れが家の売却価格に及ぼす影響とは?

住宅にひび割れが生じているからといって、必ずしも売却価格に影響するわけではありません。
もともと外壁材やコンクリートは、乾燥などが原因で多少のひびは入るものです。
しかし、住宅に悪影響を及ぼすひび割れがある場合は、売却価格を下げないと売れない可能性があります。
そのため家を売却する際は、どこにどの程度のひび割れが生じているのかを確認することが大切です。

基礎のひび割れは幅0.5mm以上で価格が下がる

建物の土台である基礎にひび割れが生じている場合、売却価格に大きな影響を及ぼします。
基礎部分にひび割れがあると、家の構造に大きなダメージを与える恐れがあるためです。
具体的には、基礎のひび割れが幅0.5mm以上あると、売却価格に影響すると考えておきましょう。
またひび割れの深さが20mm以上あったり、サビ汁が滲んでいたりする場合も同様です。
このようなひび割れが生じている場合、一般的に売却価格は市場相場より2〜3割程度低くなります。
自宅に0.5㎜のシャープペンシルの芯があれば、それをひび割れにあてがって幅を調べてみると良いでしょう。

外壁のひび割れが下地に達すると価格が下がる

外壁は基礎のように直接建物を支えているわけではないため、ひび割れが生じてもすぐに大きな問題になるわけではありません。
しかし、ひび割れが下地材(合板・ラス金網・防水紙)まで達している場合は注意が必要です。
この場合、雨水が家の深部に入り劣化を早める原因となるため、市場相場より1〜2割ほど売却価格が低くなると考えておきましょう。

内壁のひび割れは売却価格への影響が少ない

内壁に生じるひび割れのほとんどは、仕上げ材の石膏ボードが衝撃を受けたり、下地のボードがずれたりしてできたものです。
このようなひび割れは構造の劣化に直結しないため、売却価格に影響することはほとんどありません。
ただし、不同沈下が原因でひび割れが生じている場合は、売却価格にも大きく影響するため注意が必要です。
不同沈下とは、地盤が家の重みによって沈み、家全体がだんだん傾いていく現象のことです。
内壁のひび割れは不同沈下が原因で生じるケースもあり、その場合は家全体の問題となるため、売却価格にも大きく影響します。
内壁にひび割れを見つけた際は、家の全体を確認して不同沈下の兆候がないかを調べてみましょう。
床が傾いていたり、ドアの建て付けが悪くなったりしている場合は、不同沈下が生じている可能性があります。

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ひび割れのある家をスムーズに売却するコツ

ひび割れのある家をスムーズに売却するコツ

ひび割れの状況によって売却価格が下がることもあるため、少しでも高く売れるようコツを掴んでおくことが大切です。
ここからは、ひび割れのある家をよりスムーズに売却するコツについて解説します。

インスペクションを受ける

インスペクションとは、建物の状態を専門家にチェックしてもらうサービスです。
インスペクションを受けると、ひび割れが家の強度にどれだけ影響するかなど建物の状態を把握できます。
調査の結果、家の強度に問題はないと証明できれば、買主も安心して購入に踏み切れるでしょう。
もし自己診断で軽いひび割れだと思って売却し、実際はひび割れが深かった場合、大きなトラブルに発展するかもしれません。
また、ひび割れに気づかずに売却し、あとから損害賠償や契約解除を請求される恐れもあります。
このようなトラブルを避けるためにも、売却前にインスペクションを受けておくことをおすすめします。

売りに出す前に修繕する

建物に悪影響を及ぼさない軽いひび割れであっても、内覧時に購入希望者を不安にさせてしまう恐れがあります。
内覧は不動産売却においてとても重要なステップであり、内覧時の印象が悪いとなかなか成約にはつながりません。
購入希望者に好印象を与えるためにも、簡単に修繕できる程度の軽微なひび割れであれば修繕しておくことをおすすめします。
修繕費用は規模や原因によって大きく異なり、部分的な補修なら1万円ほど、場合によっては数百万円かかることもあります。
ひび割れを直してから売却するかどうかは、自己判断せずに不動産会社と相談してから決めるようにしましょう。
また、ひび割れを修繕する場合は、修繕履歴として工事の経緯や写真などをまとめて記録しておくことをおすすめします。
建物の状態を把握できるような、きちんとした修繕履歴を残しておけば、買主からの信頼感にもつながるでしょう。

既存住宅売買瑕疵保険に加入する

建物の傷や破損、不具合を「瑕疵(かし)」といいます。
既存住宅売買瑕疵保険は、検査事業者の調査によって、大きな問題がないと判断された場合に加入できる保険です。
家の瑕疵に気付かず売却した場合でも、この保険に加入していれば、売主が負うべき修繕費用に対して保険金が支払われます。
既存住宅売買瑕疵保険へ加入するには、ご自身で登録検査事業者に依頼するか、不動産会社に依頼する必要があります。

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ひび割れのある家を売却せず放置した場合のリスク

ひび割れのある家を売却せず放置した場合のリスク

ひび割れに気づいていながら、修繕せずにそのまま放置してしまう方は少なくありません。
ここからは、ひび割れを放置することで生じるリスクについて解説します。

家の劣化が早まるリスク

ひび割れを放置すると、地震などの自然災害や経年によって、状態が悪化する恐れがあります。
そこから雨水が侵入することで柱や梁が腐食し、建物の構造に影響を与えるほど傷んでしまうかもしれません。
また、湿気によってシロアリやカビが繁殖すると、住人に健康被害が出る恐れもあります。
住宅の経年劣化は避けられないものですが、ひび割れがあると劣化のスピードが通常よりも早まってしまいます。

倒壊のリスク

ひび割れの放置により家の劣化が進むと、小さな地震で倒壊するリスクが高まります。
とくに日本は地震大国と呼ばれるほど地震の発生率が高いため、倒壊リスクは常に考慮しておかなければなりません。
また、ひび割れの原因が不同沈下のように「地盤の傾き」からきている場合、より倒壊の危険性が高まります。
軽微なひび割れだからと放置していると状況が悪化し、外から見てもわかるほど家が傾くこともあります。
家の倒壊は人命にも関わることなので、ひび割れのある家は放置せずに、早めに売却または補修するようにしましょう。

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まとめ

ひび割れがあると必ずしも売却価格が下がるというわけではなく、ひびの原因や規模によっても価格への影響は異なります。
建物の強度に関わるようなものでなければ、売却価格を下げなくても売れる可能性が高いでしょう。
しかし、軽いひび割れでも放置していると倒壊につながるリスクがあるため、売却するなら早めに行動することをおすすめします。
北九州市小倉での不動産売却なら「不動産ふたみん」。
徹底した市場調査と自社制作の広告デザインで、戦略的に不動産売却を進めていきます。
驚異の伝達力を活かしてお客様をわかりやすくサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

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